いくちゃんには数年前から、ずっと言い続けていることがあります。
ペルーに住みたい!
理由はシンプルに、小説のためです。
インカをモチーフに書くからには、ペルーに住まないなんてありえない……。
でもいきなり住むには、まだ色々と準備が整っていない気がします。
だからまずは前哨戦として、0よりは1ですしと、小手調べの旅に出ることにしました。
決めたからにはやらざるを得ません。
取り敢えず航空券を取って……。
会社辞める連絡をして……。
退職して実家に戻ったら、準備開始です。
現地のことを調べ、最初の宿を取り、ざっくりとルートを決めます。
大変だけど、やらなければ後からもっと大変ですからね。
幸い仕事はやめたのだし、毎日少しずつ進めていきますよ。
2024年9月5日、あっという間の渡航の日。
成田空港に行きます。
渡航できませんでした(((o(*゚▽゚*)o)))
この記事は、そんな悲しみに打たれたいくちゃんの、成田から実家への6泊の旅の記録です。゚(゚^ิД^ิ゚)゚。
とは言いつつ、世界遺産には行かなかったので、今回はメモ帳カテゴリでお送りします。
一体何が起こったのかという一連の経緯
ちょっと長いけど、経緯を記しておきましょう。
この日、思いがけず新宿で一泊したいくちゃんは、ちゃんと余裕を持って成田空港へ辿り着きました。
寝坊したって間に合いますよ、なんたって18:30発予定ですからね。
具体的には……16時くらいに到着したかな?
ただね、問題があったのです。
実は朝に気づいていたんですけどね……。
航空券の申し込みで、自分の名前を間違えていたんですよ。
姓と名を、逆で予約していたのです。
これ、やばいのではと、薄々思っていました。
案の定、パスポートで照合しても航空券を発券できず、有人カウンターへ行って事情を説明します。
ちなみに、この時お世話になったのは、香港の航空会社のCathay Pacificです。
あまりにも親切なご対応を頂き、乗ったことも無いのに株が爆上がりしました((
それはそれとして。
Cathayのお姉さまが一生懸命ご対応してくださるも、一時間、二時間……。
お姉さまの上司らしき方にも相談が行き、そこから更に上に電話で相談が行き。
その一方、私自身は航空券の予約で使ったeDreamsの窓口に電話をするも、英語サポートでしか対応できない内容だと言われて転送され……。
私のたどたどしい英語では意思疎通が成り立たず。
不安を押し殺しながらお姉さまに事情を説明し、お姉さまが代理で事情を説明してくださり……しかし、やはりどうにもならない……。
今回の一番の難点は、ペルーへのルートにあったようです。
成田→香港→ロサンゼルス→リマ
ロサンゼルスは、アメリカですね。
アメリカは入国審査が厳しく、トランジストであろうと専用の申請が予め必要です。
ESTA、と言います。
しかしこのESTAが、その仕組み上、
[パスポート/ESTA/航空券]
全ての名前が完全一致しない限り、入国申請していないことになってしまうのです。
これを解決するには、私の航空券の名前を修正するしかないのですが……。
Cathay Pacificとしては、直接予約でないため、本来は対応ができない。
しかも面倒なことに、帰りの便のリマ→ロスだけ、チリの航空会社であるLATAMが混ざっているから、Cathayだけでは手に負えるはずもありません。
しかし、仲介業者のeDreamsの英語サポートさん曰く、24時間を切ると直前過ぎて対応できない。
ならばCathayの方で何とかならないかと、随分色々と奔走していただきました。
直せないなら、正しい名前で航空券を取り直してはどうか?
→ロスからリマへの便に空席が無いから、取り直せない。
ロスまでは行けるけど、その先が完全にやり直しになってしまう。
帰りの便もセットだから、その問題も残るし……。
本当に長時間助けていただいたのですが、結局、どうにもなりませんでした。
更に問題は、私が返金保証に入っていなかったこと……。
キャンセルなんてしてなるものか、と決めていた私は、キャンセル時の返金保証のお金を、ケチりましたorz
結果、約32万円の航空券の費用は、一切戻らない!
――ということに、なってしまうわけです!
大変な大金です。
成田まで来るのにも、お金を使っています。
でも、自分のミスだから、仕方ない……と、諦めるしかないのです、普通であれば。
それを、再び通訳で助けてくれたCathayのお姉さまと、eDreamsの英語のお兄さまは、一生懸命何とかしようと頑張ってくれました。
信じられないほど優しい方々です。
お姉さま、もうチケットカウンター閉まっています。
どう考えても、ここでの勤務時間は終わっています。
休憩に行くか、他の場所への仕事に移るか、とにかく、こんなところにいる場合じゃないはずです。
だってこれ、明らかにお姉さまの業務内容の域を超えています。
もはや私のお金を少しでも返金するための交渉でしかありません。
たぶん返金したら、Cathayにお金が入らないだけです。
焦ったように、時計を確認しています。
それでもギリギリまで助けてくれました。
私はお二人の会話を、何とか少しでも聴き取れないかとしていたものの……。
段々その力もなくなってきてしまい、ただ茫然と感謝の祈願をするしかありませんでした。
最終的に、数万円は手元に戻ってくることになったようです。
たぶん、600ユーロとか言っていました。
お姉さまが時間の限界を迎えてしまったので、最後の数字は私が必死で聞き取ったものでしかないのですが……。
とにかく、一部返金されるようです。
奔走してくれた英語のお兄さまにも感謝です。
皆さまありがとう。゚(゚^ิД^ิ゚)゚。
とはいえ、全てが終わったいくちゃんは……。
呆然。
ただ茫然と泣くことしかできませんでした。
私のペルー行きは終わったのだ。
さあ、これからどうしようか……。
いっそ、アジア圏のどこかにでも飛んでしまおうか。
それとも、日本国内を旅するか。
素直に実家に直帰するか……それだけは心が受け入れない……。
勢いで決めたらろくなことになりません。
また名前を間違えてしまうかもしれません。
ひとまず、一旦成田で宿を取りましょう。
そこまで結論付けるのに、だいぶ時間が掛かりました。
チャットやメッセージで話し相手になってくれた方々、ありがとう。
さあ、どうしよう……。
Day1:成田山新勝寺へ
ペルーへ飛ぶ前に、早めに東京へ行って前泊する。
だから、成田観光でおすすめの場所を、事前に聞いていたもので。
結局別の予定が入って行けずじまいだったこちらに、行くことにしました。
もう、飛ぶのはやめましょう。
無理して大きな経験を求めるのはやめましょう。
頑張り過ぎていたのです。
だから国内を回るのに、まずは成田山新勝寺です。
日本で2番目くらいに参拝客が多いとか……初詣の文化を民衆に広めたとか。
でもいくちゃんは、神社仏閣に詳しいわけでも、特別興味が強いわけでもありません。
世界遺産でも、その辺は苦労のしどころ(笑)
だから、さらっと見て終わりかなぁなどと思っていました。
結局、割と長居しました。
普通に座って休憩していた時間とか、食事の時間とかも入れたら、4時間くらいいたんじゃなかろうか……。
敷地がね、広いのよ。
見る場所がたくさんあって、歩くだけでも結構時間を使います。
公園とかは行かなかったけど、行っていたらもっと長くかかったはず。
でもね、私、荷物も多いから……ね?w
まあ、そうは言ってもだいぶ歩いたと思います(笑)
色んな建物がありますね。
でも、中には入りません……その辺、やっぱり熱意が薄いかもしれません(笑)
まあ、こんな機会でもなければ、来なかっただろうなぁ……というのは、今回の旅でずっと思っていたこと。
だからこそ、普段の自分では得られない経験を、無理のない範囲で得て帰ろうと。
今回ペルーに行けなかったことに、私自身はどんな意味を見いだせるだろうか、と。
各所で同情され、励まされ、不憫だと言われ、それでもそれぞれのあたたかな気遣いに触れ、色々と詰め込んではポロポロと零れていく自分の選択を、人生を象徴するような出来事を、振り返る旅なのです。
努力が空回りしがちだとか。
詰め込み過ぎだとか。
本当、よく言われます。
家族にも言われるし、友人にも言われるし、何ならたまたま旅先で出会った一期一会の人にも言われます。
ブログがあまり更新できていないのも、そういう結果の一つだろうし。
小説も進んでいないし。
それでも、ですよ。
私は何かを持って帰りたくて……。
キラキラした新しい何かを、見つけていたくて。
そういう人生です。
それを、振り返る旅なのです。
でもちょっと、疲れました。
色々あったし、それに……暑い。
お寺は暑いです!
私はキャリーケースを引きずっているのであって……!
というわけで、色々疲れた私は、行ったことが無いからと船橋市へと足を運び、そこでカラオケ屋さんに入りました。
旅先カラオケです。
ひたすら水樹奈々さんを歌いました。
ああ、安心した。
これですよ、慣れ親しんだホームの温かさ。
なんだか調子が良かったようで、この日は点数も良い感じでした。
茜に染まる風の素顔に声を潤ませる
完璧-理想-ばかり求めてた 不安ごまかすように‐‐‐‐(中略)‐‐‐‐‐‐
星の船に乗り強く漕ぎ出そう 輝く雲を抜け
果てしなく続く僕らの夢の海
ありのままの姿で華麗に踊る旅のSTAGE
――SUPER GENERATION(作詞:水樹奈々)
歌うことで励まされることって、あるよね。
聴いた言葉は他人の言葉。
でも、自分の口から出た言葉は、自分の言葉になる。
そうして私は育ってきたのです。
ほら、ブラック企業が毎朝大声で社訓を言わせるのも(ry
それに、地元には無い初めてのカラオケ屋さんですよ!
旅先カラオケなんて、勿体ないと思っていましたが、まさか1500円でドリンクバー付きフリータイム……しかもそのドリンクバーが、タピオカティーとかパッションフルーツジュースとか、結構豪華なんですよ……。
やったね。
都会のカラオケって、競合しているから安いのか!
などと喜んでいたら、東京ではとても高いそうなので、船橋のカラオケが安いのかもしれません。
こうして私は、そのまま船橋のネカフェに泊まりました。
これが、旅の1日目。
そして私はここまでの間に、約束を取り付けていました。
翌日の午後、上野で友人と会うと。
東京には泊まりたくないので……どうするかなぁ、などと考えつつ、次の日以降の予定を考えていきますよ。
できれば新幹線は使いたくないなぁ。
なんだか凄く、楽になってきました。
Day2:友人と会う合間にアメヤ横丁を歩く
朝からぼけぇと過ごしつつ、「午前中は国立科学博物館かなぁ」などと考えていると、何故かもう一人会う約束ができました。
約一時間半後、楽しくお会いして、お昼に解散。
上野駅へ向かいます。
さて、科学館に行くには時間が差し迫っています。
どう過ごしたものか……などと思いつつ、色々と現地の情報をリアルタイムで貰い……。
ええ、もうねぇ、ずっとスマホで誰かとお話しているような旅でしたからね。
ほとんどがお声を聴きながらのチャットですけど、たまに私も声を出しましたよ(((o(*゚▽゚*)o)))
そんなわけで、突発的にお約束ができたり、色んな名所を教えてもらったり。
みんな、失意の私を気遣ってくれているんだなぁというのも、ずっと感じていましたよ。
本当にありがたい。
さて、今回教えてもらったのは、アメヤ横丁。
テレビとかで有名なアメ横です。
なんと、上野駅のすぐそばから始まるそうです!(((o(*゚▽゚*)o)))
というわけで、教えてもらいながら探し回って、何とか辿り着いたのがこちら。
……うん、こんな駅近くで有名なスポットでも、辿り着くまでに彷徨う羽目になるw
今回の旅のいくちゃんは、いつもよりバカっぽいですね、ええ、傷心旅行ですからね(((o(*゚▽゚*)o)))
というか、私は世界遺産関係以外のことは、本当にろくに知らないと言うか……シンプルに世間知らずなのですwww
無事に辿り着けて良かったぜ。
以前も迷い込んだことがあったはずですが……というのも、大学時代の就活で、たまたまこの辺を歩いた時に……。
でも、立地も中身も、全然覚えていなかったのですね。
ここがアメ横かぁ、などと思いつつ、メロン串にキラキラしながらアクセサリーショップを探します。
どうやら、アメ横の名物らしいですからね(((o(*゚▽゚*)o)))
漸く見つけたアクセサリーショップは、アメ横センタービルとやらのアーケード? を入ったところにありました。
写真禁止なのでそこは撮っていないですが……。
そのままビルを上がると、こんな感じ。
うーん、シャッター。
テナントがすっかすか。
東京中心部の有名な観光地でも、ちょっと奥まった場所に行けば、これなのか。
なんてことだ。
でも、人が少なくてちょっと落ち着く。
屋内だから、日差しも無いし……。
ありがたく涼みつつ、どんどん上へとエスカレーターを上がります。
そうすると、何故かいつのまにか……ゴルフショップにいました。
見渡す限り、ゴルフクラブがキラキラと照明を反射しています。
こんなに所狭しとたくさん並んでいて、全部違うものなのだろうか。
ゴルフをやったことの無いいくちゃんは、全く知らない世界を垣間見て、非常に興味深くも居心地が悪い……。
だって、キャリーケース引きずって入る店じゃない気がする。
更にエスカレーターを上がると、試し打ちしている方々がいます。
なんだここは、どうやって脱出すれば良いんだ!
狭い店内に割と人がいて、内心軽く焦りました。
だって、絶対邪魔でしょ!
キラキラのゴルフクラブにうっかりキャリーを当てようものなら、ビビり散らしてしまいそうです。
本当はクラブの一本一本をもっと見てみたかったけど、とてもそんな隙は無い。
何とか一番奥でエレベーターを見つけたので、一気に一階まで降りました。
フェスティバルゴルフ上野本店、だそうです。
一階や二階では6桁円のジュエリーもたくさん売っていたし、怖いところや……アメ横センタービル。
でも、面白かった。
その後は早めに上野駅へ――戻ろうとしたら、うっかり御徒町駅に着いてしまいました。
まあ、逆方向に歩けば良いってことですね。
上野駅のスターバックスで融けそうになりながら、待ち合わせ時刻近くまでのんびりします。
その後、無事に友人と会えました。
やったね。
そして翌日の予定は……。
埼玉県にて、鉄道博物館に決定!
気になっていたのだ、埼玉はほとんどちゃんと見たことがないし。
大宮駅へ向かおうではないか。
……などと思いつつ、泊まるつもりで大宮駅近くの快活CLUBの様子を見たら……残席1!?
どうしようかと少し考えたものの、まあ、ダメならダメでどこか見つかるだろうと電車に乗った。
再び確認すると、なんと残席2に増えている!
行ける(。 ・`ω・´) キラン☆
着いたら、残席0だった。
……。
駅から歩いている途中でそれに気づいたいくちゃん、割と途方に暮れましたw
再び空くのを待ってみるか、それとも別の場所を探すか?
悩みながら、歓楽街をうろうろ……。
諦め悪く再び確認。
……あ、残席1になっている。
キャリーを引きずって駆けました。
余裕があればもっと遅くに入りたかったけど、仕方ない。
宿ゲット。
そしてうろうろと夕飯を考えた結果、駅弁が有名だと教えてもらってこちら。
探し回ってなんとか見つけました(((o(*゚▽゚*)o)))
なんだか中身の割にお高いですが、恐らく容器を買うようなものなのでしょう。
鉄道博物館を控えた身としては、テンションの上がる夕飯です。
……ちょっと量は少ないですけど。
楽しいですね。
あぁ、みんなが色々教えてくれてこそだけど……とても、楽しいです!
この日の夜は、そのまま部屋に引きこもって就寝。
Day3:さいたま市立博物館、からの鉄道博物館!!
この日は早めに目が覚めたので、朝から鉄道博物館を下調べ。
どうやら10時開館のようです。
まだ5時間くらいありますね……。
先にどこか寄れる場所はないかな? と色々と調べると、楽しそうなところがたくさん。
県立の博物館が気になりましたが、あまりにも充実していそうで悩みました。
たぶん、全然回り切れない……あくまでメインは鉄道博物館ですし、絶対ここも時間足りないですし。
そんなわけで選んだのが、さいたま市立博物館。
ここは入館料も無料で、割と小規模の博物館のようです。
これなら丁度良いかなと選びました。
中々楽しかったですけど、遺跡の立地の話なんぞは、さいたまの地理に疎すぎてピンとこないですね。
まあそれも良き。
昔の大宮の再現模型もありました。
大宮のまちは、中山道の宿場町として発展したようですね。
中山道かぁ、岐阜とか長野のイメージが大きかったですが、当然その東西にも続いているわけですね。
一度歩いてみたいものです(((o(*゚▽゚*)o)))
まあ、たぶん無理ですけどねw
言うだけタダ、みたいな願望もたくさんあります。
本当は、鉄道博物館もその一つだと思っていたんですけどね。
昔のおもちゃも展示されていました。
いかにも地元の博物館、って感じですね。
大宮って、新幹線乗り換えの都会! ってイメージしか無かったですけど、来てみれば楽しいものがたくさんではないですか。
次があれば、「埼玉県立歴史と民俗の博物館」に行きますよ!
まあ、次があるとしたらそれは多分、さいたまスーパーアリーナとかに用事がある時でしょうが……。
埼玉と言えばほら、やっぱり「埼玉古墳群(さきたまこふんぐん)」なんですよ……。
世界遺産『百舌鳥・古市古墳群』を学んだ時に知ったのですが、日本でも著名な古墳群の一つですね。
まあ、一番はどうしたって、「百舌鳥古墳群」とか「古市古墳群」ですが、埼玉とか西都原(さいとばる)あたりも見てみたいですよね。
『百舌鳥・古市古墳群』はだいぶ歩きましたから、色んな面でそれと比較できると、きっと楽しいと思います。
こんな話をしていると、段々落ち着いてきてしまいますがね。
今回の旅は、とにかく普段の私ではありえないような、舞い上がってふわふわした旅路。
何なら行先には、敢えて普段の自分から遠いところを選んだまであります。
この後も何度も近くを通ったのに、世界遺産には結局行きませんでした。
何となく、避けていました。
それは……現実逃避の旅だったという側面もあり、普段の自分にできないことをやろうと決めた旅だったという側面もあります。
やっぱり、普段ならできないことをしたかったのです。
降って湧いた時間だったから。
そうして、自分が本当にやりたいこととか……得意なこととか……才能とか……。
色々と改めて、向き合いたかった。
その結果、たぶん普段でもそこまで手が伸びないであろう埼玉古墳群も、避けてしまいました……(笑)
まあ、それはそれ。
真新しいものにこそ、触れる理由がある旅だった。
……さて、鉄道博物館です。
楽しかったです(((o(*゚▽゚*)o)))
開館直後の日曜日ではありましたが、オンラインで事前にチケットを購入できるからか空いています。
私も100円引きの前売り券を購入済み!
特に並ぶ必要も無く、スムーズに入館できました。
こんな風に、入口の写真を撮れるくらいには余裕がありました。
でもここ、有料施設ですからね。
語りだすとまた長くなってしまいそうですし、気が向いたら写真許可取って別記事を書くくらいにしておいて、中身の話は控えめにしておきましょう。
でも、いずれ鉄道を含む交通関係の世界遺産にも、手を出すタイミングがあるでしょう。
その時に、改めて今回の体験を振り返れると良いですね(((o(*゚▽゚*)o)))
まあ、取り敢えず最高でした。
運転シミュレーションは、「練習は本番のように」と乗客を乗せているつもりで取り組んだら、めっちゃくちゃガッチガチに緊張して肩が凝りました。
万が一があっては……いけない……:(´◦ω◦`):ガクブル
ごはんも美味しかったよ!!
そして鉄道博物館を出た私は……群馬県へ移動します。
この日の宿は、高崎駅前のアパホテル!
高崎駅……広いやん……。
後で知ったところによると、どうやらここも新幹線が停まるようですね。
まあ、乗りませんが(((o(*゚▽゚*)o)))
割とスマホがまずいので、早々に宿へ向かい充電開始。
落ち着いたら夕飯を探しに旅に出ます。
すぐ近くで鳥放題なるお店を見つけました。
2700円で、焼き鳥食べ放題!(((o(*゚▽゚*)o)))
普段は行かないようなお店ですね。
そこまで焼き鳥食べないし。
でも、そんな場所でも経験ですね!
美味しかったです。
そして、店を出たらとんでも雷雨に見舞われました。
:(´◦ω◦`):ガクブル
……まあ、何とか無事に宿へは辿り着けましたよ。
高崎で見られたのはたったこれだけですが、良い思い出になりました(((o(*゚▽゚*)o)))
Day4:土合駅を見つつ糸魚川へ
皆さま、この写真が何かわかりますか。
わかる方はきっと、鉄道に詳しい方か、登山が好きな方か、観光名所に明るい方かもしれません。
JR上越線の土合駅(どあいえき)ですね。
駅のホームから必死こいて上った先、階段の高みから眼下を睥睨した写真です((
東京で午前中にお会いした方が、教えてくれました。
日本一深いところにある「モグラ駅」だそうです。
駅のホームは……完全にトンネル。
トンネル「みたい」なのではなく、真面目にトンネルの途中ですねw
昔は山が邪魔でぐるっと回っていたところを、上下線分ける時には土木技術が発展していたので、山の下にトンネルを通したそうです。
新潟側から上る時は、元々あった線路を使って普通に地上の駅へ出ます。
しかし、東京側から下る時は……この階段を上り下りしなくてはいけません:(´◦ω◦`):ガクブル
キャリーケースを持って、一生懸命上がりましたorz
何とか止まらずに登り切ってやる!
途中で休んだりしない、私は負けないっ……!
……そう思って必死で登っていたのですが、当然身軽な人たちには追い越され。
やがて地上の光が近づいてきたと思いきや、途中でベンチが出てくるではありませんか。
いくちゃんの疲れを表すかのように、写真がブレています。
悔しいけど休みましたorz
くっ……なんて適切なタイミングで、登場するんだ……。
階段は全部で462段。
折り返し無しの一直線です。
……まあ、おかげで、地上が近づいてくる実感はわきますねorz
這う這うの体で漸く登り切った位置から見たのが、最初の一枚……。
平らになった通路を、キャリーケースを引きずってゴロゴロ……。
ぼうっと呼吸を整えながら歩いていると、何やらガラス戸が出てきました。
最初の「お疲れさまでした」という大きな文字に、ほっとしたものです。
労ってくれるなんて優しい。
そう思いました。
……直後に、「鬼か」って思いましたがorz
終わったと見せかけておいて、上げて落とすこの所業。゚(゚^ิД^ิ゚)゚。
くそう、と思いつつ最後の道を一生懸命進むと……。
これは来た方を振り返ったアングルですが、だいたいこんな感じです。
木漏れ日が良い感じの、緑に囲まれた通路ですね。
地上が歓迎してくれているようですね。
それはそうと、私割とトイレ行きたいんですが、出口はまだですか?((
あのね、降りてすぐのホーム、こんな時期でも地下すぎて寒いのよ!
今か今かと外を待ち望みつつ、漸く現れた無人の改札口。
何はともあれ外に出ると……。
おお……。
事前知識の全く無いまま来ていた私は、果たしてこんな健脚を試される駅の前に、どんな光景が広がっているものかと思っていましたが。
爽やかな風の通る、清々しい山の風景がありました。
階段で汗だくになった身が心地良い……。
なんと気持ちの良い場所でしょう。
ここ、谷川岳と言うそうです。
「厳しい山」、「登山届は必ずしてください」。
赤字でこんな注意書きをされるくらいですから、よっぽどの難所なのでしょう。
そう言われてみると、起伏に富んだ光景で危険も多そうです。
ええ、遭難者数は世界でも断トツ。
ギネス記録を持っている世界一の人喰い山です。
:(´◦ω◦`):ガクブル
調べると、標高2000mにも満たないのに、通常は3000m以上であるはずの森林限界があるとか……。
日本海側と太平洋側の分水嶺に当たるから、天候もひときわ荒れがちだとか。
それでも、コースによっては小学生でも歩けるそうです。
――ま、キャリーケース持って行くのは無理でしょうけどね!(((o(*゚▽゚*)o)))
あ、ちなみにトイレは入口出て右手にありました。
安心ですね。
ちょっと歩いてみたかった気がしますけど、さすがに無茶というものでしょう。
準備無しにキャリー持って登山をするほど、私は登山について無知ではないのですよ。
いくら手元にトレッキングシューズがあっても……。
登山用のセットが一通りあっても。
ええ、かつてヒールブーツで金華山の最難ルートを登った時とは違うのです。
ちなみに靴がボロボロになりました(岐阜の金華山はチャート質で硬いので……)。
今回は、この駅だけ見て満足しておきましょう。
エスカレーターすら無いあの長い階段は、谷川岳を歩くに値する人間か、試されていたのかもしれない……。
(※新潟側からであれば、普通に地上のホームへ出ます)
あ、ちなみに、地下には時刻表がありません。
当然電波も繋がらないので、地上でしっかり次の乗車時刻を確認しておきましょうね。
うんうん、特に問題なさそうですね。
なんたって、一日に5回しか通っていませんからね、乗りそびれたら大変です。
私はこの後、糸魚川(いといがわ)へ行かねばなりませんから!!!(((o(*゚▽゚*)o)))
皆さま、フォッサマグナをご存じでしょうか。
糸魚川―静岡構造線について、聴いたことはありますでしょうか。
ユネスコ世界ジオパークは……このブログをずっと読んでいる皆さまであれば、覚えているかもしれません(((o(*゚▽゚*)o)))
ええ、『洞爺湖有珠山ジオパーク』について、かつて触れましたね!
世界遺産『北海道・北東北の縄文遺跡群』の構成資産である伊達市の「北黄金貝塚(きたこがねかいづか)」が一部に含まれています。
ジオパークというのは、簡単に言うと「大地の公園」です。
大陸や地形の形成、地質的に貴重で、プレートテクトニクスを感じられる大地などが、ジオパークとして認定されているのですよ。
世界遺産で言うところの、登録基準(Ⅷ)(:地球の歴史)あたりと親和性が高いですね。
ただしそれだけでなく、自然と人間との共生を考えます(※この「共生を考える」という部分に、世界遺産では文化遺産になる「貝塚」が含まれる背景がありますね。あくまで世界遺産とは考え方が違うわけです)。
中でもUNESCOに認められた全地球派なのが、「世界ジオパーク」ってわけですね。
『糸魚川ジオパーク』は、『洞爺湖有珠山ジオパーク』と同じく、日本最初の世界ジオパークです。
2009年に同時に認められたのですね。
しかし、それどころではありません。
日本で最初の「世界ジオパーク」なんて、他に2か所もありますからね(『洞爺湖有珠山』と『島原半島』)。
しかし糸魚川はなんと、世界に先駆けて〝ジオパーク〟という概念、名称を掲げて活動した地域でもあります!
ジオパークと言えば糸魚川!
では一体何が貴重なのかというと、糸魚川―静岡構造線の話に戻るわけです。
そう、日本列島の東西の境目です!
北アメリカプレートとユーラシアプレートの境目とも言われているようです。
糸魚川に行きたくて行きたくて楽しみないくちゃんは、土合駅だけで満足しているわけにはいかないのです!
取り敢えず上越線に再乗車し、今度は越後湯沢駅で降ります。
さて、ここでも人と待ち合わせ。
ありがたいことに、車で運んでもらって糸魚川へ向かいます。
なんかもう、眠いです……。
眠くて、ねむくて……。
満足してきたみたいで……でも、まだ、糸魚川を見るんだ……。
――たまに時間が跳びましたが、何とか糸魚川市に着きました。
スーパーでお昼ご飯を食べて、いざ、フォッサマグナミュージアムへ(((o(*゚▽゚*)o)))
楽しかったですね。
しかし、同行者がいると普段のようにねちっこく見るわけにはいきません。
おまけに有料施設でもあるので、ここは鉄道博物館と同じく詳細はパスしておきましょう。
次は化石掘りもやりたいものですね……。
さて、ミュージアムを見たら本物も見なければ!
ふおおお!
フォッサマグナとは、〝大地の溝〟を表す言葉。
元はラテン語で、ナウマンゾウで知られるナウマンさんが見つけて命名したそう。
プレートが移動したことによって出来上がった、大地の溝です。
しかし現代では、リアルに谷底になっているわけではありません。
古生代や中生代の地層には溝があるのですが、そこには新生代の地面が積もって均されているのです。
だから、フォッサマグナの西端である糸魚川―静岡構造線は、シンプルに別の地面の境目でもあります。
西側は古い地層、東側は新しい地層というわけです。
うっわ。
うわ……うーわっ、すご。
これが糸魚川―静岡構造線ですよ。
色が違う。
こんな地面あります?
人為的な土木工事で土を入れたとか、ここだけ埋め立てましたとかじゃないんですよ。
明らかに違う地面なんですよ。
テンション上がるわ。
こういうスポットは現地へ行って、土地勘が付くことでより面白くなりますね。
ここに……って感覚。
他にも色々スポットがありますよ。
こちらはヒスイ峡です。
ヒスイって、どうやって出来るかご存じですか?
ええ、火山活動などによる熱で、元となる石が変質して出来ます。
変成岩です。
糸魚川はこんな場所なので、ヒスイを始めとした変成岩が良く取れます。
大地の押し合う力だったり、そこで生まれた熱だったりが、変成岩を生み出すのですね。
奥の山を見てください。
高さの割に、植物が少ないでしょ?
眼下にはしっかり川も流れていますし、こんなところに植生限界はありませんよ。
なんでまばらだと思いますか。
たぶん、岩だからです。
こんな風に、上の方から望むと低そうに見えますがね……。
車で道を走っている限り、上が見えない程度には高いのですよ。
この岩の塊:(´◦ω◦`):ガクブル
とても興味深い……。
これが糸魚川ですよ。
ちょー楽しい。
他にも、北アルプス(飛騨山脈)の起点と言われる親不知(おやしらず)の海岸なども。
たのし……かった……(ねむい)
そんなわけで、特急でしたが色々見せてもらいました。
運転してくれた同行者に感謝です。
宿にまで送ってくれたよ、ありがたいね。
ねむいね。
……ねむ――_(_ _ _).。𓏸〇゚
恐ろしいことに、18時台に寝落ちしていました。
あぶない、危ない。
ここで洗濯機を回さないとまずいのでした。
真夜中に洗濯機を回したり、寝たり、乾燥機を回したり、寝たり、取り出したり……。
ねむかった……まんぞく……_(_ _ _).。𓏸〇゚
Day5:富山へ行くも……
いやぁ、良い天気ですね。
高崎での雷雨はともかく、基本的にはずっと良い天気の旅です。
今日も海が綺麗ですよ。
助かりました、傘を持っていなかったですからね。
まあ、疲れやすい天気でもありますが。
……おかしいなぁ、乾季のペルーで涼むはずだったのに(´・ω・`)
まあ、クスコとか日光めちゃ強いでしょうけどね。
それを思えば大したことないですよ、うん。
糸魚川駅でのんびりと新潟チップスを食べつつ、日本海ひすいラインの車両に乗車します。
途中一度乗り換えて、あいの風とやま鉄道をガタゴト。
いやぁ、のどかですね。
こんな空いていて景色も良い車両なら、数時間揺られても苦ではないですよ。
私は都会の満員電車は好きません(多分好きな人はほぼいないw)
さて、お昼過ぎの富山へ着きました。
……これからどうしようね?
取り敢えずお昼ご飯かな(((o(*゚▽゚*)o)))
富山は海鮮が美味しいのよね?
事前情報では、白エビとかホタルイカと聞いたが、ホタルイカは季節が違うらしい。
まぁ、取り敢えず歩きながら探すか(((o(*゚▽゚*)o)))
てことで、ホテルへチェックインしつつ歩き、見つけたお店へ。
いやぁ、美味しかった。
これの他に、茶わん蒸しも頼みましたよ。
とても満足……。
……。
何だろう、この空虚な感じ。
美味しいんだけど、楽しいんだけど、なんか……。
私は富山に何をしにきたんだろうか?
思えば今までは、行く前に「ここ行きたい!」という場所が見えていた。
でも富山では見えていなかった。
だから困ってしまいました。
宛所の無い旅を楽しんでいるつもりで、本当に宛所が無くなった途端に途方に暮れてしまったのです。
目的地の無いぶらり旅、ただ移動を目的とする旅――。
そんなものをやってみたかったものの、いざ本当に選択肢が消えてしまった時、私は呆然とするしか無かった。
まあ、それがわかった時点で収穫はあったのですが……。
思えば、元々選ぶことが得意ではない人種です。
ただ一つの目的地に向かってひた走り、その道中で見つけたもの全部回収していく――そんなタイプです。
やっぱり私には、目的地が必要だったのです……。
正直、前日までの旅路で、満足してしまった気がします。
もしここで富山にも「ここめっちゃ行きたい!」って目的地があったら違ったかもしれませんが……無かったからこそ、ふと冷静にさせられました。
――帰ろうかなぁ、と。
本当はこの後石川に泊まって、福井に泊まって、大阪経由で和歌山も行きたかったんですけど。
福井や和歌山はともかく、石川にもそれらしき目的地は見つかっていません。
それに、なんだか充実しすぎて疲れてしまった。
アドレナリンが途切れた今、充分だったんじゃなかろうか。
今回の旅を踏まえて、また、ペルーでの計画を立て直せば良い。
やっぱり少し無理をしていたから。
もう、帰ろう。
……でも、せっかく富山に来たので、ちゃんと富山も見たい。
宿も取っているから帰るのは明日だし……。
そう思って来たのが、富山市科学博物館。
プラネタリウムもあるそうです。
無料で一回見られるようなので、一緒にチケットを入手して入館します。
……その結果、思い出したことがありました。
私に映像展示は向いていないのだった、とorz
プラネタリウムって、映像展示の一種だったわ……。
疲れていたのもあり、とてもゆったりした空間で、寝転びシートで鑑賞していたら――。
ほとんど、寝て……_(_ _ _).。𓏸〇゚
そらそうだ、他のプラネタリウムがどうかは知らないが、無料で見られるおまけのプラネタリウムでしかないのだ。
館内展示の様子からしても、かなり低年齢を意識した構成になっているはず。
専門的で頭を使う内容を期待する方が間違っている。
大体において、博物館の映像展示というヤツは、「2倍速で頼む……」って感じになるから苦手なのだ。
或いは、印象を伝えるのを優先するあまり、「え、これで終わり?」とかなるのだ。
わかっているんだ。
映像展示は私向きではない。
でも、寝心地は良かった……_(_ _ _).。𓏸〇゚
その後は17時の閉館までざっと見つつ過ごし、真っ直ぐホテルへと帰りました。
チェックインしたら、新潟チップスで夜ご飯。
……ごはんじゃないって言われたけどさ。
炭水化物だし、ご当地食材だから……(((o(*゚▽゚*)o)))
もうね……疲れていたのよ。
長旅もだけど、漠然とした時間に(笑)
また漠然と夜ご飯を探しに行くのは、とても気が向かなかったのよ……。
よって、結局朝までそのまま引きこもって過ごし、翌日のことを考えるのでした。
やっぱり家に帰ろう、帰ったら……何をしよう、と。
Day6:ワイドビューひだで富山から名古屋まで
帰りは高速バスかなぁ、などとGoogleマップで調べつつ、それなら割と本数がありそうだとだらだらしていたいくちゃん。
どうやら特急で快適に乗り鉄しながら帰れるらしいと教えていただき。
みどりの窓口で、ひだ14号の切符を入手。
「13:08発の名古屋行きお願いします」って言ったら、調べた駅員さんがきょとんとしてしまって、「13:08発、無いですね?」と電光掲示板を見せられてしまいました。
私もきょとんとして掲示板を見たら、確かに無さそうです。
なんでだろう?
さっき、駅に掲示してある時刻表にはあったはず。
掲示板を見ながら数秒ほどしばし考えていると、駅員さんが、「あ、高山線ですか?」と思い当たったように言いました。
「あ、はい、高山線です」
「少々お待ちください」
……後から思うとあれは、新幹線と間違われたのではなかろうか?
でも、特急券はみどりの窓口でって、書いてあったから……。
まあ、無事に買えたので良しとしましょう。
窓口近くの柱に設けられたベンチで、乗車までの時間の使い方をぼけぇと考えます。
さて、どうしたものか。
やっぱり漠然と散歩するのは気が乗らないなぁ……暑いし……肩凝ったし……。
別に時間を持て余すってことは無くて、このままベンチでも大して困らないのですが。
でもなぁ、勿体ないよなぁ。
そんなわけで、またスタバに来てみた。
普段はスタバなんて滅多に使わないのですが、まあ、そこも含めて「普段ならやらない旅」って感じよね。
かぼちゃ何とかいう飲み物を頂いて、再び外へ。
なんだか良い感じに空を映すビルがありました。
一番綺麗に空が映っていそうな角度で撮ってみた。
こういうの見つけると凄く嬉しいんです。
嬉しいんだけど、やっぱりあくまで目的地への道すがらに見つけたい……目的地は、必要だ。
困ったものです。
むしろ色々見るために、取り敢えず目的地を設定するようなところがありますよね、私。
ま、ホームへ向かいますか。
――あ、接触事故で遅延ですって。
まぁ急ぐ旅でもないし、ゆっくり待ちましょう。
結局40分ほど遅れて姿を現しました、ひだ14号!
自由席で乗車です。
さらば富山。
次に訪れる時は、ちゃんと目的を持って来るよ。
……左側ってアドバイスを受けていたのに、うっかり右側に座ってしまいました。
でも最初は右側綺麗だったと思います(((o(*゚▽゚*)o)))
トラス構造の橋も、良い感じにアクセントになりますね。
背景の緑や青を白い枠で区切ることで、風景に立体感を生んでいる気がします。
良い天気なのでずっと良い景色です。
ワイドビューなので窓も大きくて、とても快適ですね!
更に……。
高山駅に着くと、他の乗客がみんな降りてしまいました。
みんなですよ!
車両独り占め(((o(*゚▽゚*)o)))
Googleマップでは高速バスを勧められるし、「電車」にチェックを入れると新幹線になりますから、敢えてこれに乗って名古屋まで行く人はとても少ないのでしょう。
おまけに、平日ですからね!
教えていただけたからこそ選べた私、ほくほくしながら左右を行き来します(((o(*゚▽゚*)o)))
丁度右側の窓では、映り込みが気になり始めましたからね。
左側に移って丁度良い気がしますよ!
見てくださいこの広々とした風景。
壁のほとんどが大きな窓になっている乗り鉄向きの車両ですから、いるだけでとっても快適ですね!
青森から秋田、リゾートしらかみに乗った時を思い出します。
素敵ですね。
木々や田畑、たまにある家々……そして暑そうな夏の空!
でも、それだけではありませんよ。
先ほどから映っているように、この路線は川とともに移動しているのです。
川やダムを伴う景色もよい(((o(*゚▽゚*)o)))
これは本当に、交通費+2000円程度出す価値はあります。
高速バスで帰っていたら、酔い止めで耐久戦にしかならなかったですからね。
そんなの、時間も体力も勿体ないですよ。
しかし移動距離は長く、日本列島を縦断するルートですから……。
最初はこんなに綺麗な外も、やがて天気が変わり始めます。
岐阜県の下呂駅周辺で、突然強い雨に降られ始めました。
温泉地を楽しんでいる方々からしたら、悲しい出来事ですね。
しかしひだ14号にいる私にとってみれば、それも自然の風景の移り変わりの一つ。
あんなに晴れていたのに、こんなに雨が降るとは……などと、自然界の妙を楽しみました。
まあ、写真映えする景色ではないので、一枚も撮らなかったんですけどね。
それはそれ、元々私はさほど写真を撮らない人で(ry
さて、段々と聴きなじみのある地名になってきましたね。
美濃地域には少々思い入れがありますのでね。
ここは美濃加茂駅の周辺かな。
広々とした自然の中を駆け抜けたひだ14号も、ここまでくれば街の中です。
濃尾平野の中でも、街らしい街が現れてきました。
これはもうすぐ岐阜ですかね(((o(*゚▽゚*)o)))
うはは!!
これぞ岐阜駅!!
いえ、別に岐阜駅のホームをよく覚えていたわけではないのですけどね!!
いくちゃんはこう見えて、「岐阜市まちなか博士上級」保持者ですからね!!
岐阜市には思い入れがあるのです、うはは!!!(((o(*゚▽゚*)o)))
うおおおっ、これぞ岐阜!
久々に目にした金華山と岐阜城だ……!(((o(*゚▽゚*)o)))
わかりますか、写真中央、特に勾配のきつめな山の頂上に立つ、復元天守の岐阜城が!
微妙にちょこんと乗っかる人工物が!!
……まあ、わからないですよね(((o(*゚▽゚*)o)))
でも、肉眼ではしっかり見えましたよ、あれぞ岐阜城です……。
あーテンション上がった、興奮した。
これ、めっちゃお得だと思いません?
雄大な山や川、田畑を楽しみ、市街地に辿り着いてしまった今、大抵の人は「あぁ街に戻ったなぁ、綺麗だったなぁ」でフィーネなんですよ。
でもいくちゃんは、その街にすら楽しみを有す……!
お得だね(。 ・`ω・´) キラン☆
さて、車両はここでスイッチバック。
逆向きに動いて名古屋へ向かいます。
さらば岐阜。
また逢う日まで。
終点名古屋に着いた頃、ダイヤは1時間数分遅れでした。
JRの方々、お疲れ様やで。
6泊7日を経て
今回の旅路を整理すると、こんな感じです。
Day0:新宿で東京都を見下ろした後、友達と会って成田へ。失意の渡航失敗を経て、成田泊。
Day1:成田山新勝寺を楽しんだあと、船橋のカラオケで水樹奈々さんを歌いまくり、船橋泊。
Day2:上野周辺で人に会いつつ、アメヤ横丁を楽しむ。その後大宮の駅弁を楽しみ、大宮泊。
Day3:大宮で市立博物館を見た後鉄道博物館をエンジョイ。高崎に移動して焼き鳥、高崎泊。
Day4:高崎駅から土合駅、そのまま新潟県入りをし、糸魚川ジオパークを楽しむ。糸魚川泊。
Day5:糸魚川から富山への道を楽しみ、海鮮丼を食べて科学博物館。ぼけぇとしつつ富山泊。
Day6:立山そばを楽しんだあと、ワイドビューひだで名古屋へ。そのまま三重の実家へ帰郷。
丁度一週間の旅路でした。
これ書くまで、それも意識していなかった……。
たった一週間だったんですね。
ペルーへ行っていたら、37日間の旅路の予定でした。
五倍くらい?
過酷だったかもしれません(笑)
一か月ほど、空白時間ができてしまいましたが、元々無理に詰め込んでいたような部分もあります。
余裕を持って次の仕事を探さねばですね。
――あ、ペルーへの旅を探さなければ、仕事を辞めることも無かったのでは、という説もありますね。
でも、それは別にどうだって良いのです。
だってあの仕事、どの道続ける理由が無かったんだ。
次の仕事は、フルリモートでITエンジニア案件を探そうと思います。
「これ」を得た、と言うには雑多な旅ではありましたが……。
色んな経験は得られたと思います。
楽しかったです(((o(*゚▽゚*)o)))
この経験すらも糧に、私は次こそペルーを目指します!
――ここに至るまで、約21100文字。
読了お疲れさまでした♡
コメント